回転速度の違いによる、見た目の危険度と実際のトルクの関係を学ぶ
回転中のチェーンに巻き込まれた際の危険性を体験する装置です。 皮手袋を着用し、回転体に木片(割り箸)を挿入することで、巻き込まれによる衝撃を体感します。
本製品でできること
チェーン巻き込まれによる事故は、主に金属・食品製造業のほか、自動車整備業など、動力機械を扱うさまざまな労働現場で発生しています。一般の動力機械や動力伝達装置を扱う現場では、メンテナンスや清掃中に機械の誤作動や不注意により、衣服や手指が巻き込まれ、負傷や死亡する事故が後を絶たないのが現状です。事故を防ぐためには、メンテナンスや清掃の作業手順を作業者に周知徹底させることや、安全教育によって挟まれや巻き込まれの危険性を教育することが重要です。
本装置は、回転中のチェーンに衣服や手が巻き込まれた際の危険を、擬似的に体験できる装置です。
見た目の速度にかかわらず、作動中の回転体は非常に強い力を持っています
低速で回転する回転体は、機械の清掃やメンテナンス中に手を入れることが非常に多い速度です。しかし、低速でも割り箸は簡単に折れてしまいます。
高速で回転しているチェーンの危険を確認
低速で回転しているチェーンの危険を確認
製品特徴
速度設定スイッチを装備
チェーンの回転速度は、低速から高速まで4段階で切り換えることが可能です。速度を変えて体験することで、見た目の危険度と実際のトルクの関係を体感することができます。
安全機能を装備
ドアセンサーによって、チェーンが回転中に扉を開けると自動的に回転が停止します。
仕様
モーター | 60W、減速比 1/50 |
回転トルク | 89kgf・m |
電源 | AC100V 単相 50/60Hz 0.5kVA |
外形寸法 | 架台ありタイプ : W510mm×D305mm×H1,044mm 架台なしタイプ : W510mm×D305mm×H215mm |
重量 | 架台ありタイプ : 29.0kg 架台なしタイプ : 20.0kg |
開発・導入事例
弊社の危険(安全)体験装置は、自動車、鉄鋼、食品などの各種製造業をはじめ、建設会社、鉄道会社、人材派遣会社など、さまざまな業種における新入社員教育や工場研修での安全衛生教育ツールとしてご活用いただいております。
労働災害は、業種や労働環境によって想定される危険が異なります。
弊社では、お客様のご要望に応じた装置のカスタマイズや、新たな体験装置の開発にも積極的に取り組んでおります。
食品会社様 | ローラー巻き込まれ体験装置 パート社員による設備清掃中の巻き込まれ事故を防止するため、よりリアルに体験できるように掃除用具を模擬したカスタマイズをさせていただきました。社内の教育訓練の平準化にも取り組まれています。 |
人材派遣会社様 | 全国に作られた体験施設に導入していただきました。各施設にて日々労働者の方の安全教育に取り組まれています。 |
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